令和のドラゴンズ

令和のドラゴンズの試合を見て思ったことなどを書いていきます。

今日のドラゴンズ 〜選手層について〜

さて、今日のドラゴンズ、一軍は試合がお休みです。接戦が続いて、中継ぎ陣の負担が心配だったので、ありがたいですね。
その代わり、後半には恐ろしい連戦が組まれているとか組まれていないとか……。

 

今日の話題は、選手層の話です。まずは軽めに、浅いところを。

投手から見ていきましょう。

 

今の中日の投手陣は、12球団で見ても、かなり上のランクではないでしょうか。

 

前回の笠原選手こそ三回に降りてしまったものの、基本的にどの投手もしっかり試合を作っています。
去年笑っちゃうくらい崩壊した中継ぎ陣は、経験豊富な谷元投手、田島投手の復調で、厚みが増しています。去年の抑えだった佐藤選手が、ほとんど投げていない状態です。
復調という意味でいうと、先発の大野投手もそうですね。いい時の140後半のストレートが戻ってきました。早めに勝ちをつけてあげたい投球をしています。

 

続いて野手。
おそらくここは、怪我がない限り変更はないだろうというポジションが、四つありますね。
ライトの平田選手、センターの大島選手、サードの周平選手、ファーストのビシエド選手。
まぁ、京田選手もいれましょうか。五つのポジションは固定。

逆にいう言うと、セカンド、レフト、キャッチャー。ここは激戦区ですね。

 

セカンドには、阿部選手、直倫選手を筆頭に、こないだ二軍から上がってきたミツマタ選手、代わりに二軍に行った亀澤選手、さらに、二軍で打撃好調の石川選手、去年二軍で好調だった溝脇選手など、かなり激しい競争状態。

 

レフトでは、不動のレギュラーかと思われたアルモンテ選手が、まさかの絶不調。代わりに絶好調の福田選手。セカンドの阿部選手もレフトができます。さらに、二軍では、モヤ選手が当たりに当たってますね。今日もホームラン。

 

キャッチャーは、肩が魅力で売り出し中の加藤選手、経験豊富な大野選手、キャッチングに定評があり、法政→トヨタ自動車と進み、アマチュア時代の評判もかなり高かった木下選手。そして、二軍では、去年最も先発出場が多かった、松井雅人選手もいます。

どうでしょう。ざっと軽く見回しただけでも、今年のドラゴンズ、かなり激しい競争が起きていると思いませんか。
これは、選手層が厚いと呼べる気がします。

 

ここで話題に上がってくるのが、選手の固定の是非について。

こんな意見を見ました。選手はある程度スタメンとして長い目で見るべきだ。日替わりではチームが落ち着かない。などなど。

これは確かにあっています。かつての中日ドラゴンズは、一番荒木、二番井端を筆頭に、スタメン選手はほぼ固定でしたね。最近だと、広島もそうです。田中菊池丸。タナキクマル

そして、中日の場合、セカンドが競争しているので、内野の連携プレーについての議論は確かに起こるでしょう。勝手を知った二人の方が、息のあったプレーができるのも確かです。

 

また、せっかく好調な選手を、わざわざとっかえてまで、スタメンを弄らなくてもいいのにという意見もありました。例えば、福田選手は、現在絶好調。それでも、絶不調のアルモンテ選手と、代わる代わるといった感じですね。
逆の意見もあります。アルモンテが調子を取り戻すまで固定してくれ。これも正しい。

正解なんてないですけれど、僕個人の意見としては、日替わりのスタメンの方がいいと思っています。

 

まず、今の中日ドラゴンズは、京田選手を含めると、完全なレギュラーの選手が5人いるというのは、さっき書きましたね。ここは軸なんです。

この軸、1〜4番プラス6番なんですよ。

1〜4が、順番こそ違えど選手が固まっていれば、流れもわかりやすいです。

 

それに、例えば、選手が日替わりで出るということは、全員にヒーローになるチャンスがあるということなんです。スタメンか?それとも代打か?毎日出番がある期待を持てます。これは、例えミスをしても、取り返すチャンスを与える。そういう今の政権の采配の、言わば寛容な部分を感じますね。

 

だからこそ、使う選手使う選手が、期待に応えるべく必死でやっているのがわかります。もちろん、いつだって選手は本気だし、真面目にやってますが、自分の立ち位置ってなんなんだろうとか、明日もしかしたらここにいられないかも……。なんて不安を抱えていたら、結果も出ません。

 

今なら、例え絶不調に陥って、二軍に行くようなことがあっても、這い上がることが可能なチームの環境ですから、全員が全員を鼓舞して、共に戦っていく。そんなまとまりが見て取れます。

 

さて、少し話は変わって、モヤ選手。

 

僕はモヤ選手が大好きです。スタメンで固定して、何年もかけて育て上げれば、とんでもない選手になる可能性を秘めた、そんな選手だと信じています。

 

ですが、去年はアルモンテ選手が好調。アルモンテ選手が離脱してすぐ、一軍に上がるも、モヤ選手が負傷。運がありません。今年は福田選手が好調です。本当の意味での固定はないでしょうね。

 

……おそらくですが、モヤ選手の昇格は、もう少し先かなと。

 

アルモンテ選手は、今回落ちませんでした。

 

マルティネス選手が上がって、枠の問題で、二軍に行くのは、ロメロ選手でしたね。

 

ローテ的な側面もあります。大方の予想では、金曜日に笠原選手、土曜日に柳選手が中五日、日曜日に吉見選手が昇格と同時に登板。
そして、火曜日に大野選手、水曜日に山井選手が昇格と同時に登板、すると、今度また休みがあるんですよ。

ロメロ選手が次回登録可能になるのは、4/21ですね。日曜日。おそらく吉見選手は投げた後また抹消で、柳選手が再び中五日、とかになっていくんですかね。

そこはわかりませんが、とにかく、今回の場合、ロメロ選手の抹消は妥当。

 

問題は、ロメロ選手を次上げる時、誰が下がるか、ですよねぇ。

 

マルティネス選手が調子を落としたら、順当にマルティネス選手でしょう。

 

しかし、マルティネス選手が、今の調子を維持した場合、アルモンテ選手は……、わかりません、

 

もちろん、その時までにアルモンテ選手が調子を取り戻している可能性もあります。まだ十日も先の話ですから。

 

先ほど、モヤ選手の昇格はもう少し先なんじゃないかと言った理由は、ここにあります。

 

アルモンテ選手にとって、最後の復調のチャンスなのではないかと。

そして、交流戦が始まったときの外国人枠は、一体どうなっているのか……。

 

外国人枠について、こういう話ができるのは、恵まれています。これも、選手層に影響してきますよね。

以上、今日のテーマは、選手層についてでした。

明日からの三連戦、なんとか勝ち越せるように応援しましょう。