今日のドラゴンズ 〜まさに野球〜
ドラゴンズ、久々の勝利ですね。
と、いうわけで、ドラゴンズが勝利すると更新されるこのブログも、久々となります。
今日僕は、ラジオで試合中継を聴いていました。
ラジオの場合、一球一球の配球に関しては、正直自分で見ていないので、あまり大した意見は言えません。
なので、音のみ、言うなれば、一球速報並みの体感しか、僕はしていませんが、その中で、一応、今日のポイントと思わしきところがいくつかあったので、それについて書いていきながら、試合を振り返ってみましょう。
まず、一つ目のポイント。
【佐藤選手の立ち上がり】
笠原選手が体調不良ということで、急遽登板することになった佐藤選手。
佐藤選手は、先発の経験がありますが、去年は一年間リリーフ待機。当然、久々の先発で、色々と考えることがあるでしょう。
そこで見事に、阪神打線が、その立ち上がりを捉えました。
……と、いうか、佐藤選手は、中継ぎの時でも、四球から崩れるパターンがありますよね。
それがやはり出てしまった。特に、立ち上がりという、意識があちらこちらに向きがちな回で。
阪神打線は、ベテランに粘られ、根気負けすると、後ろに今期好調の梅野選手がいますからね。避けたい事態ではありましたが……。
このポイントでは、阪神打線の圧倒的勝利。
と、いきたいところですが、ここで陽川選手が、佐藤選手の伝家の宝刀、スライダーを振ってしまいました。
これが伏線になってきます。
ポイントその2
【チャンスでの陽川選手】
さて、初回、佐藤選手の立ち上がりを見事に捉えた阪神打線。繰り返しになりますが、好調梅野選手の三点タイムリーで、見事チャンスをものにします。
ですが、ここで一つ注意しなければいけない点が。
緊急登板の選手が先発。こういう試合は、その選手を完璧に打ち崩し、早い回で試合を決め、相手のチームに諦めさせる。そういう戦い方が必要になってきます。
元々の予定の先発投手が投げられない、その時点で、そのゲームは、何としてでも取らなければいけない試合ではなくなるわけです。
ただ、中日の場合、現状リリーフがとても好調なので、その限りではないのですが。
現に、二番手でロングリリーフとして登板する選手でも、又吉選手レベルですからね。これは本当に質が高い。
よって、なおさら阪神打線は、佐藤選手を完璧に打ち崩す必要がありました。
少し逸れましたが、ポイントに戻ります。チャンスでの陽川選手。
初回は、佐藤選手のスライダーを振らされてしまう。
そして、三回、大チャンス。梅野選手のセーフティバント。これを予想していた人は、いったい何人いたでしょうか。おそらくほとんどいなかったのでは?
これは、梅野選手が、冷静に試合を見ていました。
阪神が、試合を完全に支配する。そのきっかけにもなりうる、素晴らしいプレー。
しかし。
陽川選手は、三球で抑えられてしまう。
もちろん、チャンスだからこそ、積極的にいくのは間違っていません。
ですが、大山選手、福留選手に、連続で四球を与え、梅野選手に、完全に意表を突いたセーフティバントを決められた佐藤選手は、おそらく普通の状態ではなかったでしょう。
にもかかわらず、ボール球を二つ振って、助けてしまった。
ピンチの後にチャンスあり。根拠なんて一つもないこの理論。
しかし、この試合では、そんな出来事が、お手本のように起きてしまいました。
ポイント三つ目。
【先頭打者の出塁】
まぁ、ピンチの後、三者凡退を挟んでいますけどね。
さて、西投手は、三回まで中日打線を、完璧に抑えていました。
しかし、実は初回、及び二回に、微妙な伏線があったことに、皆さん気がついたでしょうか。
そうなんです。一巡目、平田選手、京田選手、大島選手、ビシエド選手の四人には、全員フルカウントまで持ち込まれているんですよね。
球をしっかり見られていた。今日の軌道、攻め方。
そこに、先頭打者の出塁が絡んでくるわけです。
平田選手に、まさかの死球。
そこから、京田選手のヒット。
さらに、大島選手が何とかタイムリー内野安打でつなぎ、四番のビシエド選手……。
インコースを狙ったボールが、少し甘めに来てしまった。
ピンチの後のチャンス。先頭打者の出塁。
野球の定説とも言われているものが、それまでパーフェクトに中日打線を抑えていた西選手を、崩してしまいました。
そして、4つ目のポイント。
【得点した後の攻撃】
これは、陽川選手の件と重なります。
中日は、ビシエド選手のホームランで、ノーアウトランナーなし。まっさらな状態をキープしました。
しかし、阿部選手、周平選手が凡退。ここで、三者凡退だと、流れを断ち切られてしまう。
そこで、井領選手にヒットが出ました。
それどころか、フィルダースチョイス、さらに投手である又吉選手のヒットなどで、満塁に。打者一巡です。
これはでかい。流れが完全に中日のものになりました。
こうなると、この試合は、阪神が初回に三点とった試合から、中日が相手の先発を打ち崩した試合へと様変わりします。
当たり前の話ですけどね。
その証拠に、中日は五回裏でも、ややラッキーな状態で、追加点を得ています。
……この追加点が、試合を決めることになるとは。
ですが、流れとはそういうものなのでしょう。
ちょっと長くなりましたね。後のポイントとしては、大島選手へのバント指示、谷元選手の火消しなど……。まぁあったのですが、このあたりは、過去のブログでも触れているので、今回はここまでとういうことで、明日の試合の話へ移ります。
柳選手と、岩貞選手の投げ合いですね。
4/13 甲子園でも、二人は投げ合っています。
この試合では、みなさんの記憶にもまだあるでしょうが、京田選手と直倫選手が、それぞれ満塁ホームランを打つという、何とも予想外な勝利を収めています。
と、いうことは、明日のセカンドスタメンは……?
そして、レフトの争いも気になります。
二年ぶりスタメン起用の井領選手が、攻守で素晴らしい活躍を見せてくれました。
前回は福田選手がスタメンでしたが……。果たして、首脳陣は、どんなメンバーで挑むのでしょう。
明日の試合も楽しみですね。勝って、またブログが書けることを祈っています。
……負けても書けばいいのに。という話なんですが。