今日のドラゴンズ 〜縦よりも横を見よう〜
負けた日にブログを更新するのは、久しぶりですよね。
今日のテーマは、「野球の見方」です。
どんな風に野球を見ると、「面白い」のか、そして、一見ミスと思われるプレー、采配の裏を読む。そういう楽しみ方を、僕は普段心がけています。
プロ野球というお仕事は、何千万という給料をもらって、やっているものなんです。
その集団がするプレーに、意味がないわけがないんですよ。
そういう視点を意識して、常に試合を振り返ってみましょう。
……とは言ったものの、選手個人のミスに関しては、やはり、時の運というものがありまして。
例えば、加藤選手のプレー。あれはもう、ミスとして片付ける他ないですよね。ここのフォローは難しい。
京田選手の走塁はどうでしょう。
僕が確認した様子だと、京田選手が、三塁コーチャーを見ていないように見えました。実際は違うかもしれません。
少し前のWBCで、糸井選手が三塁を回るとき、当時の三塁コーチャーであった、高代コーチは、地面に張ってまで、糸井選手を止めていたシーンが印象に残ります。
セーフか、アウトか。その一瞬のために、選手は必死で塁を駆け抜けているわけです。
三塁コーチャーは、果たして、必死に京田選手を止めたでしょうか。
……僕にはそうは見えなかったですね。
ですが、こんなことは外野が分かることではありません。そう見えなかった。それだけのことです。
と、このように、選手の単純なミスに関しては、フォローが難しい。
野球の見方だなんて、偉そうな出だしをしてしまいましたが、こんな終わり方になってしまいました。
では、采配の方に目を向けてみましょう。
今日のポイントは、間違いなく、七回の田島選手ですよね。
某有名サイトのコメント欄に、こんな意見がありました。
【なぜ田島を出したのか】
こんなレベルで野球を見ている人がいることに、正直驚きを隠せませんが、まぁそれは置いといて。
昨日の試合では、今日抹消された佐藤選手、又吉選手、谷元選手、マルティネス選手、ロドリゲス選手、鈴木選手。と、かなりの投手を使いましたね。
十二連戦です。
そして、重要なのが、中日は、勝ち越してはいなかった。同点だった。
マルティネス選手、ロドリゲス選手を使う場面ではありません。相手も、ジョンソン投手、ドリス投手は安定した結果を残していますから、延長に持ち込まない限りチャンスはそうはない状況でした。
だとすれば、田島選手の起用は何も間違っていません。
初戦以外に失点のない田島選手。同点の試合で使うには、申し分ない選手じゃないですか。
……あと、こんなことを言うと怒られるかもしれませんが、今のナゴヤドームでの阪神戦が終わると、次は、東京ドームです。
……皆まで言いませんが。
さて、田島選手の投球の内容について。
先頭に四球、近本選手にヒットを許し、送りバントでワンアウト二、三塁。
ここで、こんな意見が。
【なぜ糸井と勝負したのか】
うん。気持ちはわかりますね。
満塁にして、守りやすくするという選択肢は、考えられなくもないです。
……ですが、先頭打者に四球を出した投手に対して、押し出しでも勝ち越しを許してしまうような場面を作らせるのは、どうかと。
では、やはり勝負が正解?
そうなのですが、この時の田島選手は、ミスをしています。
田島選手、あるいは加藤選手。
初球、いきなりど真ん中にストレート。これは運良く見逃される。
しかし、次のスプリットが、甘く入ってしまったんですね。
一塁というのは、最初から考える必要はないですが、カウントが詰まるにつれ、考えてもいいことです。
そのカウントのうち、一つを運良く手に入れた中日バッテリー。
スプリットは、低めでもよかったのでは。そういう考え方はあると思います。
ただ、やはり三塁にランナーがいることで、ワンバウンドは投げたくない。そんな田島選手の心境だったのではないでしょうか。
まぁ、でも、やっぱり歩かせたくはないですよね。
大山選手は一発もありますし……。
……うん。
と、いうわけで、振り返ったはみたものの、サクッと負けてしまったような感じもありますね。
ですが、今日は投手を割と温存できたので、良しとしましょう。
明日勝てばいいのです。
明日の先発は、アチラ選手。
長い回は、あまり期待できないので、やはり投手をつぎ込む必要が出てくる。
そのために、小熊選手、山本選手が一軍に上がっていますよね。
五回でアチラ選手が降りてしまっても、ゲームを繋ぐことができます。
……なので、この二人が安心して投げられるような展開になっていてほしい。
ただ、相手が青柳選手なんですよね。
中日の一つ良かった点として、ジョンソン選手を早めに引きずり出したこと。
明日の試合、ジョンソン選手の投球にも注目が集まります。
……そして、スタメンのレフト。
さらには、周平選手の打順。
楽しみな点の方が多いです。
負けたからって、悪い点にばかり目を向けるのはやめて、少しでも野球が面白くなるような見方をしましょう。
横浜を見てください。10連敗です。
……「縦」縞のユニフォームを見るより、「横」浜を見ようという。残念なダジャレで終わってしまう、今日のブログでした。